ヘイドン・ホワイト企画(立命館大学、2009年10月22日)

以前、簡単にお知らせしましたヘイドン・ホワイト企画の詳細がようやく決まりましたので、ご案内いたします。 チラシやポスターも作りますので、お近くの方にはもしかしたら配っていただくようお願いするかもしれません。いずれプレス・リリースもします。 …

美学会全国大会について

先ほど発見したのですが、10月の美学会(東京大学)のプログラムが決まったようです(ウェブ掲載と同時に発表者には連絡くらい欲しいっす)。 正式な発表要旨も載っています。 私の発表は10月11日(日)の14:10〜14:50で、その日は中日なので晩には懇親会と…

初体験

七月末、前日に前期最後の会議と校務と授業を終えた、私にとっての夏休み初日、京都にフランスからご家族を連れてきたばかりの安田さん宅に遊びに行く。 精華大の寮(合宿所風の広い一軒家)に間借りしていて、その場所が左京区は修学院という「山の中」にあ…

ちょっと気が早いですが…

自分としてはまだ出るまでかなり道のりが遠いのですが、出版社(青弓社)さんの近刊案内に出てしまっているようなので(人から指摘されて気づいた)ご紹介します。 ヴァーグナーの「ドイツ」──超政治とナショナル・アイデンティティのゆくえ 吉田寛 A5判 予…

研究=セックス・アナロジー説

──「研究をやりたい」という学生にアドバイスを。 ふつうは「ぼく、セックスしたいんですけど」なんてひとに言わないよね。あのさあ、研究なんて、人に「やりたい」っていう前に自分でこっそりやってなきゃだめでしょうが。本読むのだって、文学部入ったのだ…

real-life issue

上の娘の小学校をどうするか、である。そろそろ本腰入れて考えないといけない。 以前、ある知人から(彼女は小学校からなんと大学までずっと「京都市立」を通した人だ)「将来、大学に行かせたければ、京都では、小学校から私立に入れなくては絶対駄目ですよ…

【緊急】メール障害です[→復帰しました]

@niftyのメールアカウントがおかしくなったようです。 (何年もniftyを使っていますが、今まで経験したことのない深刻なトラブルです。) おそらく私のniftyのアドレスにメールを送っても、戻ってしまう状態だと思います[追記:直った(かも知れません)]…

こだま→ひかり→のぞみ→いのり

一部の間ではすでに議論し尽くされた感のある、新幹線の新名称についてだが、新たな情報を得たので書いておく。 よく言われるように、「こだま」で音速、「ひかり」で光速ときて、次の「のぞみ」(1992年運転開始)に至って、ついに(というか進歩するなら当…

聴覚の座をめぐる近代哲学の伝統(美学会全国大会、於:東京大学)

10月の美学会全国大会(東京大学)で「聴覚の座をめぐる近代哲学の伝統」という題で発表をします。要旨は以下の通り。 そのうち要旨集として会員には配布されると思いますが、どんなことやるのかと数人から聞かれたので、ここに書く次第。ここを見てる人のほ…

ヘイドン・ホワイト in 立命館(10月22日)

ひょんな御縁から、ヘイドン・ホワイト氏を立命館にお招きすることになりました。 私の授業の特別招聘講師というかたちです(色んなところと共催にしますが)。 日時は10月22日(木)夕刻(16:20からを予定)です。 枠組みが決まっただけで、企画の内容等は…

感染の幻想/幻想の感染

・初期において少数の感染者は、彼(女)らが感染源(ルーツ)ではないと皆分かっていながらも、あたかもそれを隔離しないと皆とりあえず不安で仕方が無いから我慢してくれと言わんばかりに、厳正に隔離される。 ・でも感染者の隔離は真の感染対策にはならな…

脱稿!

ヴァーグナー論、今朝ついに脱稿しました。 これでこちらの仕事は一通り完了。編集者の手に渡りました。 あとは校正が出るのを待つのみ。 夏の刊行を目指して、出版社の方々共々、頑張ります。博士論文のリライト出版が遅々として進まず、諸方面にご心配とご…

どなたか教えて下さい(ドイツ語書式のマニュアル本)

ドイツ語でシカゴ・マニュアル(The Chicago Manual of Style)にあたるオーセンティックな書式の原則本ってありますかね? 今、とある著作のために、註と書誌(複数外国語の文献を含む)をドイツ語形式で統一する作業を行っており、これまでの経験(私の場…

もうだめぽ、とでも申しますか

美学会編の国際版『美学(Aesthetics)』第13号が発刊されました。というより、今回から電子ジャーナル化されたので、正確には、校了稿が正式にWeb上にアップされました。 私は、以前日本語論文として書いたオリンピック芸術競技論を英語でリライトしたもの…

大型連休

・大型連休中の出来事をだいたい時間順に。 ・以前から予告していた京都会議泡盛部会を開催。大人六人、子供三人が大集結。これもまた美味すぎる肴達をつまみながら、ロックな人達(私を除く)だけに、全員ロックで呑みまくる。正午から。当日いらっしゃるこ…

明日に向かって忘れろ!

BOSE(スチャラダパー)の『明日に向かって捨てろ!!──BOSEの脱アーカイブ宣言』(双葉社、2008年)。「ほぼ日刊イトイ新聞」での連載が単行本になったもの。 やたらモノを持っていることで昔からその筋で有名だったボーズが、自分の部屋にたまったビデオテー…

国会議員秘書急募(学生向けアルバイト)

先日のDAに続き、今度は打って変わってこんなのでスミマセン。こちらは(も)ガチです。 この場ではどこの誰だか明かせませんが、現職の衆議院議員です。私とは昔からの友人として交流があるだけで、別に政治的に関わりがある訳ではありません。つーか私、ご…

酒飲み(DA)急募!(但し泡盛限定)

えーと、表題の通り、やんごとなき事情により、酒飲みの方(DA=Drinking Assistant)(但し専門領域は泡盛に限定)を急募します。勤務地は私の自宅です。プロアマ問いません(ただし当方ではできればアマを希望)。おつむは悪くて上等ですが、体は丈夫な方に…

退会届

この度、東洋音楽学会を退会しました。長らく幽霊会員で、会費も滞納し、督促も放置していたのですが、知り合いの某理事の方より最後通牒(“To be or not to be?”)を頂いたので、これまでの関わりなどを考えるとちょっと悩みましたが、中途半端な状態は双方…

京に居て京を見ず

京都に引っ越してからちょうど一年が経った。 一年経って京都に慣れたかどうかをあちこちで訊かれるが、積極的な意味で慣れた、というより、新鮮味・違和感がいつの間にか摩耗した、というのが正直なところ。どこでも生きていけるのは適応力云々ではなく、多…

『オペラ学の地平──総合舞台芸術への学際的アプローチII』

早稲田のCOEのオペラ研究会の人達と一緒に作った本です。本日某所でワインで酔っぱらって家に帰ったら届いてました。Amazonではまだ品切れ状態ですが、もうすぐ買えるでしょう。 オペラ研究会というのは通称で、正式には、早稲田大学のグローバルCOE「演劇・…

辛い状況

久しぶりに某オーケストラの演奏会の曲目解説なるものを書いた。一年半振りくらいか。 三月末までスケジュールがぎっちりなので落とすかもなと危ぶんでいたが、たまたま一日半程、中途半端に空いた、変に手持ちぶさたな時間が生じたので、そこにうまくはめ込…

五年一貫制博士課程のある大学院

筑波大学大学院(人文社会科学研究科、生命環境科学研究科)(1975年より) 京都大学大学院(アジア・アフリカ地域研究研究科)(1998年より) 立命館大学大学院(理工学研究科フロンティア理工学専攻、先端総合学術研究科)(前者は2001年、後者は2003年よ…

昨日と今日

土曜日は京大の岡田温司さんのところの科研プロジェクト「イメージ(論)の臨界――感性の翻訳と分有」(若手研究者によるフォーラム第四回)を覗きにいく(リンク先は佐藤守弘さんのところを借りました。公式サイトが見当たらなかったので)。当初の個人的目…

昨日と今日

土曜日は美学会例会。場所は関西学院大学。普通なら行かずに家にいて原稿でも書いているのだろうが、司会を頼まれたので、仕方なく行く。場所は妻の実家のある甲東園。いつも家族で行っている駅に、仕事で一人で行くのは変な気分。駅前で一人でランチを取る…

アドルノの声を聴け

いや、比喩とか詩的表現じゃなくって、本当に声を聴けってことですよ。 ここから1965年のラジオ放送「《ドイツ的とは何か?》という問いに答えて」の録音がmp3でダウンロードできますので。 澄み渡った美声。さすがはイタリア系歌手を母に持つだけのことはあ…

Home(less)sickness?

数日間、東京に戻ってきました。 着いた日の晩、どうしても我慢できなくなり、久しぶりに元の地元である赤羽のまるます家に一人で赴きました。陽気が良かったこともあり、平日なのにたいそう混んでました。途中、ふと思い付いてというか魔が差して、父親(や…

この日記について

・はてなスタッフの方からこの日記を教育関係のポータルに登録したいと依頼されました。基本的にただで使わせてもらっているわけですし、とくに断る理由もありませんから、日記の機能や使い心地等がこれまでと変わらないことを条件に、承諾しました。「教育…

第1回ビデオゲーム・カンファレンス報告

2月2日に行われたビデオゲーム・カンファレンスは皆様のおかげをもちまして、大盛況のうちに終わりました。 このGCOEの常として、そのうち全容がネットで動画配信されると思うので、そうなった段階でまた御案内します。来られなかった方も相当部分フォロー可…

Memorandum on the newly found Hanslick literatures

Anthony Pryer (“Re-Reading Hanslick: Musical Performance and “The Music Itself”” in: The Musical Quarterley. 2007, p. 7) shares and further elaborates my interest, as follows: “For an interesting attempt to link Hanslick’s “undemocratic” t…