ヘイドン・ホワイト企画(立命館大学、2009年10月22日)

以前、簡単にお知らせしましたヘイドン・ホワイト企画の詳細がようやく決まりましたので、ご案内いたします。
チラシやポスターも作りますので、お近くの方にはもしかしたら配っていただくようお願いするかもしれません。いずれプレス・リリースもします。
東洋大学と共催でして、東京方面で配られるチラシ等にも(小さく)立命館の情報が書いてあるとのことですが、以下が完全なものです。
なお東洋大学では人間科学総合研究所主催で10月24日(土)・25日(日)にレクチャーとセミナーが行われます。お近くの方はぜひこちらも(というかうちはオマケでこちらがメインです)ご参加下さい。

[特別公開企画]
アフター・メタヒストリー ──ヘイドン・ホワイト教授のポストモダニズム講義──

日時:2009年10月22日(木)16:20より (開場15:50)
会場:立命館大学衣笠キャンパス以学館2号ホール
   京都府京都市北区等持院北町56-1
URL:http://www.ritsumei.jp/campusmap/pdf/kinugasa_map.pdf

◆総合司会:吉田 寛(立命館大学大学院先端総合学術研究科・准教授)
◆逐次通訳:平賀 緑(立命館大学大学院先端総合学術研究科・英語論文指導スタッフ)/岡本 充弘(東洋大学文学部・教授)
◆プログラム
【第一部】(16:20〜17:50)
Thinking with Hayden White〜ホワイト教授を囲んでのセミナー
・研究報告1 金城 美幸(立命館大学大学院先端総合学術研究科)
「《ホロコースト》をどう呼びうるか?―言語・政治・歴史的想像力」
・研究報告2 西嶋 一泰(立命館大学大学院先端総合学術研究科)
「歴史は誰がなぜどう描くか?―国民的歴史学運動と生活記録運動に即して」
【第二部】(18:00〜19:30)
Postmodernism and Historiography〜ホワイト教授によるレクチャー
・ホワイト教授の紹介とイントロダクション(岡本 充弘)
・ホワイト教授のレクチャー
ポストモダニズムと歴史叙述 Postmodernism and Historiography」
(※第一部では当研究科所属大学院生が、ホワイト教授の仕事を手がかりにしつつ、各自の専門分野での研究発表を行ない、それに対してホワイト教授から応答を頂き、その後会場を交えた全体ディスカッションを行ないます。第二部では講演原稿とその日本語訳を会場に配布する予定です。第一部、第二部とも逐次通訳サポートが付きます。)

ヘイドン・ホワイト(Hayden White)教授略歴…1928年生まれ。歴史家。カリフォルニア大学サンタクルーズ校名誉教授、スタンフォード大学教授。主著に『メタヒストリー』(1973年)。

◆主催:立命館大学大学院先端総合学術研究科(2009年度後期「表象論史」特別講義)
共催:東洋大学人間科学総合研究所/立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点/立命館大学生存学研究センター/物語と歴史研究会(立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点院生プロジェクト)/歴史社会学研究会(立命館大学大学院先端総合学術研究科公募研究会)
◆事前申込み不要・無料

◆お問い合せ先
立命館大学生存学研究センター事務局(担当:佐山)
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
TEL:075-465-8475 FAX:075-465-8342
E-mail:ars-vive@st.ritsumei.ac.jp
URL:http://www.arsvi.com/
※お願い:駐車場がございませんので、ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。

知らない人がいると(というか大半そうだと)思うので書いておくと、私の勤務している研究科は、学部がなくて大学院だけの組織(いわゆる独立研究科)なんですが、ただ単に教員が講義したり研究をしてアウトプットをするというのではなくて(それもやるわけですが)、学生と一緒になって企画やプロジェクトを運営して、学会発表や論文発表のお手伝いをする(しかも指導教員の関係や専門の枠にあまりとらわれずに)という目的でできています。今回の企画も、事前に何度も(深夜まで! しかも夏休み中も!)勉強会を重ねて、学生に論点を出してもらい、教員と学生が一緒になって議論して、発表(英語でやるのでたいへん)に仕上げる、というかたちで準備をしています。今回私は一見すると何もやらないのですが、そういうプロデューサー的というか裏方的な仕事をしています。まあ私はもともと勉強会とか好きで学生時代から良くやってたので(今もとくに仕事という意識はないですね)その意味では今の勤務先は性に合ってます。
ただしそれは前半の話で、後半は普通のレクチャーですので、とくに学外の方はウェルカムです(ぜひ前半から来て欲しいですが)。ヘイドン・ホワイトは名前は有名ですが、なかなか日本に来られる方ではないと思いますので、関西方面の方はぜひお越し下さい。でかい箱でやるので、どんなに来て頂いても大丈夫です。何しろ、たくさん来てもらわないと盛りあがらないので、皆様ご協力のほどよろしくお願いします。
[2009.9.14追記]立命館大学大学院先端総合学術研究科の公式サイトに掲載されました。