ヘイドン・ホワイト in 立命館(10月22日)
ひょんな御縁から、ヘイドン・ホワイト氏を立命館にお招きすることになりました。
私の授業の特別招聘講師というかたちです(色んなところと共催にしますが)。
日時は10月22日(木)夕刻(16:20からを予定)です。
枠組みが決まっただけで、企画の内容等はまだ決まっていません。学生の皆さんと勉強会をやりながら、企画を立てます。
詳細は決まり次第、先端研のホームページ等に正式にアップされます。
(とくに関西方面の方は)よろしくお願いします。
なお、小耳に挟んだ話しだと、もう出る出ると言われ続けて幾余年の『メタヒストリー』の日本語訳がようやく来春に出るそうです(今度こそ頼みますよH凡社さん)から、ちょっとしたホワイト・ブームが来るのではないでしょうか。
いずれにせよ、これでとりあえず私の2009年のヤマ場が決定しました(当該週の週末は阪大で音楽学会だし)。今年はその時期に出産等も多分ないので(笑)バッチリです(参考:四歳児=9月生まれ、一歳児=10月生まれ)。
それと翻訳で思い出しましたが、私の本(アドルノ翻訳書中で私が訳したラジオ音楽論)が入試問題に使われたそうで、それを問題集に収録するにあたり、某大手予備校出版社が著作権使用料を振り込みたいと言ってきました。でも、当の大学からはそういう連絡が一切来ていないのですが。そういうもんですか。よく分からない仕組みですね。それとも出版社なり編訳者には連絡がいっているのでしょうか(大学名と学部名を見たらおおよそ出題者の顔は思い浮かぶのですが)。著作権料といっても翻訳なので著者であるアドルノ先生に面目ないのですが、せいぜいオムツ代くらいにはなればいいなと思っております。
あと、次にいつ書くか分からないので宣伝しておくと、京都国立近代美術館で今やってる「京都学 前衛都市 モダニズムの京都展」は面白いですよ。昨日が内覧会&レセプションだったので行ってきましたが、私のような京都初心者にはたいへん勉強になりました。行政と都市計画と宗教(平安神宮)と産業(シマヅ)と土地開発(疎水、ダム)と芸術(美術、建築、映画)とメディア(京都新聞の前身)が一緒になって動いていた当時の京都の様子がよく分かります。館長の岩城さんからは、私が京都に来てからずっとレセプションの案内と招待券を(学生配布分まで)送ってもらって恐縮していたのですが、ようやくレセプションに行くことができ、直接お礼が言えてホッとしました。また、昨年私の講義をのぞきにきていた学生が、この四月から、何と館長秘書をやっていることも昨日判明。これも偶然。なお今回の企画にある「前衛都市・京都」というフレーズは、五木寛之の『宗教都市・大阪 前衛都市・京都』から取ったそうで、それも昨日初めて知ったのでさっそく注文。この人が書いたもの、一つも読んだことなかったわ。「宗教都市・大阪」の方も内容が気になるな。
今朝私が寝坊したら、うちの嫁が39度の高熱を出していて、運悪く先日大阪に行った履歴があるので、それを市に伝えたら、指定の発熱外来に来いと言われたので、行き、結局新型インフルは陰性だったのですが、隔離されて屋外(!)で小一時間待たされたとのことで、熱がさらに悪化して寝込んでいるので、私は七時半過ぎに大学から戻ってから、大急ぎで子供達を行水させ、寝かしつけ、それからようやく食事の準備をし、一人で食べ終わり、これから珈琲でもいれてゆっくりしようかと思っているところです。
最後に、そうそう、当初明後日(6月11日)に予定されていたビデオゲーム・シンポジウム(立命館大学GCOE日本文化デジタルヒューマニティーズ主催)は、インフルエンザ騒ぎで参加者の移動に制限がかかったため、中止となりました。私は今回は登壇予定はありませんでしたが、近くなったら御案内しますのでいらして下さい、と何人かにお伝えした記憶があるので、ここで通知させていただきます。秋以降、多少タイトなスケジュールで数回やるそうです。また御案内します。しかし最近こんなのばっかだな。