私の一週間+artscape

2月10日(土)
 ほぼ一日中、部屋に籠もって仕事。
2月11日(日)
 三連休のうち一日だけは子供のために家族で外出、という相方との約束を実行。上野動物園に行く。本当はこども図書館に行こうと思って家を出たのだが、上野駅に着いてから「祝日が休み」ということを(正確には今日がただの日曜日ではなく祝日であることを)思い出して予定変更。それにしてもすごい人。チケット売り場の前にどわーっと長蛇の列。今まで行ったなかで一番の混み方。パンダ、ペンギン、ライオン、キリンと黄金コースを回る。今日は思いっきりベタに行こうという趣旨で、娘にパンダのぬいぐるみを買う。不忍池の方から出て、御徒町まで歩き、松坂屋地下のみはしであんみつを食べる。その後、相方がチョコを買うのに付き合う。その後、私が愛用する問屋街の某店にてLevi's 517を二本買う。帰りに赤羽に着いてから、家まで歩いている時にベビーカーが壊れる。
2月12日(月)
 昨日は二歳児(12キロ)を一日中抱っこしていたので、腕が痛い。ベビーカーが壊れたと聞きつけて、近くの子育て仲間が使ってないものを持ってきて貸してくれる。買い直そうと出費を覚悟していたので、助かった。深夜、相方と確定申告に向けて領収書を整理していたところ、娘が咳き込んで起きてくる。喉に何か詰まったようで、少し嘔吐。あわてて夜間やってる病院に電話をかけ、バタバタする。結局、病院は行かず、朝まで私が見張りながら体を斜めに起こして寝せることに。
2月13日(火)
 朝、ようやく書き上げた記念すべき(?)最初の章の原稿を送った後、娘を連れて三人で小児科に。連休明けだけあってけっこう混んでる。どうやら症状は風邪かウィルス性の肺炎とのこと。こちらは徹夜した疲れが出て、昼食後、夕方まで寝てしまう。
2月14日(水)
 朝から晩まで、卒論の口頭試問。私自身は論文を読むわけでなく、面接をするわけではないのだが、それなりに大変だ。夕方から国立音大の追いコンに行こうと思っていたのだが、とても無理なのでキャンセル。すみませんでした。立川の「ベースボール」(http://inf-fact.com/baseball/)すごく行きたかったのですが。夜、上司達に連れて行ってもらったお店で少々日本酒を飲み過ぎてフラフラしながら、南北線の終電で帰宅。
2月15日(木)
 夕方から橋本で多摩美の授業の打ち上げ。来年度から多摩美で教える某氏を学生に紹介する目的もかねての懇親会。みんな四年生なのだが、全員が大学院進学希望者で、何校か併願するのが普通のようで、一つしか頭になかった私のとき(落ちたら翌年考え直そうと思っていた)とは違う感じ。いつも思うのだが、こういう飲み会に来る学生は、授業中の発言や発表などでも印象に残る学生が多い。いろいろな人と話すなかで情報を得て問題関心を磨いていく(しかない)世界だから、社交性がない奴は駄目だとは言わないが、研究者に向いてないことは確かだろう。その意味で今日集まった学生達には今後も期待できるのだが、逆に来なかった人達は何をやってるのかな、大丈夫かなと心配してしまう。単に忙しかったり、授業のメンバー(あるいは教師である私)をあまり好きでないだけなら、いいのだけど。
 帰ってインターネットをチェックしていたら、artscapeに校正を終えたばかりの私の記事がアップされていました。さすがウェブ版は入稿から公開までが早くていいですね(ゲラの訂正が直ってない箇所もあるのですが)。
吉田寛「2007年の音楽シーン──音=音楽の所有と管理をめぐるポリティックスの諸展開」
http://www.dnp.co.jp/artscape/exhibition/focus/2007_yoshida.html
「2007年の音楽シーン」などという大それたテーマ(そういう注文なのですが)をあえて繰り広げておりますので、ぜひご一読の上、ご意見ご批判を頂ければ幸いです。柄にもなくヒップホップのことなども書いております。
また急な取材に快く応じてくれた荒川徹氏、大嶌徹氏、種子田郷氏にはこの場を借りて御礼申し上げます。