Macintosh OS X用アウトラインプロセッサ Opal について

どういうわけかGoogleで「Opal+Acta」で検索すると、このブログがトップで出てくるようになったので、別に私はコンピュータ関係のライターではないのですが、責任を取って色々とリンクをはります。まあ日頃何もしていませんが、一応、Apple Developer Connection のメンバーとして、これくらいの貢献はしようかなと。(本当は自分が最新版をダウンロードするのに都合がよいようにするだけですが。)
Opal英語版サイト http://a-sharp.com/opal/download.html
Opal日本語版サイト http://www.stands.jp/opal/Opal/support.html
Opalについての日本語記事 http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/TidBITS-jp-852.html#lnk4
 英語版と日本語版はシリアル番号の互換性はないようです。私は日本語版が登場する数日前に英語版を購入したので、未だに英語版しか登録できません。ただしMac OS Xアプリケーションのご多分に漏れず多言語対応なので、英語版でも基本的に(というよりも全く)困ることはありません。オール日本語で快適に使えます。英語版と日本語版の違いは購入窓口やサポートの違いの程度に考えて良いと思います。
 OpalではOS9時代のActaのファイルをそのまま開けます(素晴らしい!)。Actaの不安定さもなくなり、結果的にOS9時代よりも使いやすくなっております(まだあまり大きなファイルを作っていないので、未知数の部分もありますが…)。ソフトのヴァージョンアップ、バグフィックスもきわめて頻繁に行われます。とはいえ、今日現在まだ1.0.7ですが、私は特にこれといったバグを見つけておりません。
 ただし不満もないわけではありません。
(1)Actaでは可能だった、全トピックを貫いてのフォント種類・サイズ変更ができない。
(2)「スタイルなしでペースト」をデフォルトにしてショートカット化して欲しい。このソフトを使う人は、大体みんな物書きだと思うので。
(3)アウトラインでの保存形式が「otln」しか選べず、これがきわめて特殊なために、検索ソフトで文字列検索ができない等の不備が発生する。アウトライン形式を保持したまま、より一般的なフォーマットで保存できるようにして欲しい。せめて「rtf」は可能だと思います。百歩譲って「doc」でもいいです(笑)。他のアウトラインプロセッサOmni Outliner、iLiner等)では無理でも、ここまでシンプルなOpalであればいつか出来ると信じています。
(4)細かな点ですが、子を含むトピックと含まないトピックを示すアイコンがActa時代とは白黒逆なので、クリックする度ごとに戸惑います。慣れの問題といえばそれまでで、すでに私も慣れつつありますが、単純に選択制にすれば解決する事柄です。
 今このソフトでガリガリ書いてますんで、私の本ができあがる頃には、同時に、ソフトの基本性能のチェックも済んでいることでしょう。でもその頃には、ヴァージョンが5.0.1くらいになってたりして(泣)。

(追記)
 先ほど発見したのですが、旧版Actaサイトで配布されている「Acta Importer for Spotlight」を入れると、SpotlightでActaファイルの中身が検索できるようになります。ここまででもすごく息の長いサポートとして驚くべきなのに(だって現在のOS上でActaは動かないのにプラグインを提供してくれるわけだから)、おまけにこのプラグインはotln形式のファイルをもSpotlightで検索可能にしてくれます。Great! あとはDevonThinkで検索可能になってくれれば、個人的には完璧なのですが…。
Acta英語版サイト http://www.a-sharp.com/acta/