日本音楽学会西日本支部例会(4月15日、大阪大学)
もう明日に迫りましたが、以下のような企画を行いますのでここでご案内です。目下、公演の草稿を読みつつ、学生にもお手伝いいただいてセミナー用の資料を作成中です。
テーマは「音楽作品の同一性」と「演奏の多様性」の葛藤をどう解決するのか、という比較的古典的な問いです。ただし、その中で色々な考え方や理論、事例が紹介・検討されることで、今日的でかつ「間口が低い」議論が展開されますので、音楽の作品と演奏の関係を哲学的に考えることに日頃慣れていない(が関心がある)歴史家や演奏家の方にもたくさん参加していただきたいです(私自身も自分の土俵ではありません)。
非会員でも参加できますので、お気軽にどうぞ。
日本音楽学会西日本支部第7回(通算第358回)例会
日時:2012年4月15日(日)午後2時〜午後4時
場所:大阪大学豊中キャンパス 文法経講義棟1F 文13教室
[特別講演&セミナー]
講演者:アントニー・プライヤー(Anthony Pryer)(ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ 音楽学部講師・歴史的音楽学科主任)
題名:「音楽による作品、音楽のための作品──演奏解釈と音楽の存在論について」
"Works of Music and Works for Music: Performance Interpretation and the Ontology of Music"
(講演後、同氏を囲んでセミナーを行います。講演およびセミナーは英語で行われますが、逐次通訳が付く予定です。)
コーディネーターおよび司会:吉田寛(立命館大学)
プライヤー氏の経歴等はコチラ。電子メールでのやり取りはしていますが、私もまだお会いしたことはありません。
日本音楽学会西日本支部の公式サイトはコチラ。
この企画が終わったら、ニック・ザングウィルさんの集中講義に関する諸案件に頭を向けなくてはなりません。今年度はどうやらイギリスづいていますね。