かぼちゃ
四歳の娘に「クリスマスのプレゼント、サンタさんに何をお願いするの?」と尋ねたところ、「かぼちゃ」と。
ちょっとこちらの誘導もあり、何度聞いても「まだ分からない、決めてない」というので、「かぼちゃはどう?」と半分冗談で聞いたら、「それにする」と言い、その後はいくら尋ねても「かぼちゃ」の一点張り。実際、それ以外に欲しいものが無い、または思い付かないっぽい。
たしかに彼女は「かぼちゃ姫」(註:かぼちゃの馬車に乗ったら、内側から全部食べてしまったという伝説上の姫の意)と呼ばれるくらい、赤ん坊の頃から大好きなわけだが。
放っておいたら、延々とかぼちゃを食べ続ける。自分の頭と同じくらいの大きさのかぼちゃでも食べ尽くす勢い。かぼちゃのサラダ、煮付け、天ぷら、味噌汁、グラタン、ケーキ、プリン、etc。主食+おかず+スープ+デザート、全部かぼちゃオンリーでいける。
そういえば、昔から冗談で「そんなに好きなら、かぼちゃ丸ごと一個買ってあげるから」→「買って!」とか言ってたな。
ただし自分で料理できるわけじゃないから、こちらが何を作ってあげるかまで考えてからでないと、単にあげても意味ないよな。
どれくらいの大きさ、質のものを、幾つくらい、どこで買えばいいのだろうか。
それとも、かぼちゃではない何かに誘導したらいいのだろうか。
しかしかといって、プリキュアの何とか(幼稚園の友人から色々吹き込まれてる)とか言われるくらいなら、まだしもかぼちゃの方が良いしな。
まあ両親共(?)に似て頑固なので、懐柔は無理だろうな。観念して、これを機会に、かぼちゃを探しに錦市場(初)にでも行ってこい、ということか。
また、上がかぼちゃなら、下(一歳少々)は何がいいのだろうか。まだ歯が一本しか生えてないんだよな。食べ物は無理だ。去年は二人とも本だったから、適齢に応じたものを選び、悩まずに済んだが。
困ったな。
それにしても、かぼちゃをクリスマス・プレゼントに欲しがる子供って、全世界に何人くらいいるのだろうか。せめて10,000人くらいはいてくれると、こちらも今まで通りのスタイルでこの先も子育てをする勇気が湧いてくるのだが。
そしてそのような子供達は、いつどのようにして、いくらおいしく、好きといえ「かぼちゃはプレゼントの概念にはあまり適合しない」という価値観を身に付けていくのだろうか?
この後日談を書いて、2008年のはてなブロクは終わりかな。