GW

・諸事情あって、GWは一人でうちに籠もって仕事してます。妻と娘は関西に戻っております。私は色々とツケがたまってるし、どうせまた来週出張で京都に行くので、今回は付き合わず。一度、父のPCをセットアップしに半日ほど実家に行ってきましたが、電車乗ったのもそれだけ。
・授業はすべて休講にしましたが、一度だけ本郷に研究室を開けに行きました。
・たまっていた仕事を大体一日一つのペースで片付けています。気持ちいいです。でもこういうときは、逆に長期的な仕事への取り組み方が難しいです。目に見える成果がどんどん出ないと、何もやっていないようで、ペースが分からず、不安になります。
・息抜きは飲みに出ることくらいです。昨日は十条まで足を伸ばし、ホントに久しぶりに斎藤酒場に行きました。そうした大衆酒場に男子一人で行くとなると、何と言っても醍醐味(あるいは大迷惑)は自分の親父以上に歳が離れたセンパイ達から伺うエロ話(あるいはホラ話)です。昨日はいつも暖簾まで居座ってる(と店の人が困ってることを後で知った)石原慎太郎似のセンパイ(自称69歳、王子在住)を、うまく言い含めて、九時に帰路につかせ感謝されました。センパイが半世紀前に巣鴨界隈でなした数々の武勇伝に相づちを打ちつつ、早めの帰宅をそれとなく諭すのは、ほとんど介護のノリです。あとこういったセンパイはたまに金持ってないこともあるので、その見極めも重要です。北区もああいう不良老人には年金を渡しちゃダメですよ。
・前から欲しかったローリング・ストーンズのDVD『ギミー・シェルター』Amazonマーケットで格安(ほぼ定価)で出てたんで即購入(今はまた8,000円くらいになってます)。仕事の合間に日本語字幕と英語字幕で計二回みる。1969年12月のオルタモントでのフリーコンサートでは「出産4名、死者4名」だったと初めて知った。ヘルズ・エンジェルズが黒人青年(メレディス・ハンター)を刺殺したことは有名だが、「出産4名」というのはあまり言及されない。びっくり。よく考えりゃ、30万人も若者が集まれば、出産があって当然ね。で、結局プラスマイナスはゼロと。功も罪も散々語り尽くされたヒッピー、フラワームーブメントの1960年代だが、その総決算と言われるこのコンサートと同様、結局プラスマイナスゼロという評価もありなのかな、とこのDVDを見て思いました。
NHK交響楽団から『フィルハーモニー』五月号と定期公演パンフレット五月号が本日届きました。ありがとうございました。後者には私がブラームス《ピアノ協奏曲》第一番の解説を書いてます。ただこの日絶対聴きに行けないんだよね。残念。
・あと前に書き忘れましたが、早稲田の演劇研究の方々と作ったこれも最近出ましたので、よろしく。著者割引あり〼。