また趣味が一つ減った

ビートルズについては完全に「趣味」(しかもできるだけ老後の)にしようと思っていたのだが、このブログでいろいろテキトーなことを書いてたら、その筋の雑誌の編集者(しかも一度一緒に仕事をしたいなと思っていた方)から「そんなんだったら責任取って、ちゃんと書いて下さいよ」(超意訳)と言われて、やることに。畏れ多い話である。
言いたいこと、書きたいことは溢れてくるのだが、メディア(読者層、指定の分量、望まれる文体)に合わせて効果的にまとめ、アウトプットする方法が見えない、という「生みの苦しみ」を久しぶりに味わっとります。旧盤CD(1987年)と新盤CD(2009年リマスター)の違いを、「オーセンティシティ」の歴史的変容として捉えて、メディアの変遷(LPからCDへ)や「ビートルズ学」なるものの成立、ブートレグ海賊版)との確執など、その背景にあるものを読み込みつつ考察していくものです。って、こう書くとほとんど出来てるように自分でも思うんだけど、まとまんなくて困ってます。週明けには何とかと思っています。
参考までに(というか自分用のメモなんだけど)この間に読んだ(買った)ビートルズ関連文献(以前のやつをヴァージョン・アップして再構成)。

マーク・ルイソン著、ザ・ビートルズ・クラブ翻訳・監修『ザ・ビートルズ ワークス The Complete BEATLES Chronicle 1957-1970』、洋泉社、2008年12月.(原著は以下。Mark Lewisohn. The Complete Beatles Chronicle. New York: Harmony Books, 1992.)
『Beatleworld nowhere』Vol. 4(1994 Winter)、プロデュース・センター出版局、1994年12月8日.
『Beatleworld nowhere』Vol. 5(1995 Spring)、プロデュース・センター出版局、1995年3月20日.
『Beatleworld nowhere』Vol. 6(1995 Summer)、プロデュース・センター出版局、1995年6月1日.
『Beatleworld nowhere』Vol. 7(1995 Autumn)、プロデュース・センター出版局、1995年9月20日.
『Beatleworld nowhere』Vol. 13(1997 Spring)、プロデュース・センター出版局、1997年3月20日.
ザ・ビートルズ ソロ・ワークス』(レコード・コレクターズ12月増刊号)、ミュージック・マガジン、1997年12月31日.
ザ・ビートルズ コンプリート・ワークス① 1962-1965』(レコード・コレクターズ12月増刊号)、ミュージック・マガジン、1998年12月31日.
ザ・ビートルズ コンプリート・ワークス② 1965-1967』(レコード・コレクターズ1月増刊号)、ミュージック・マガジン、2000年1月10日.
ザ・ビートルズ コンプリート・ワークス③ 1968-1970』(レコード・コレクターズ1月増刊号)、ミュージック・マガジン、2001年1月10日.
ザ・ビートルズ・クラブ著『コンプリート・ビートルズ[リマスターCD公式ガイド]』、集英社インターナショナル、2009年9月9日.
『The DIG Special Issue ザ・ビートルズ CDエディション』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2009年9月22日.
『The DIG Special Issue ザ・ビートルズ アナログ・エディション』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2009年12月29日.
ザ・ビートルズ・CDガイド』(レコード・コレクターズ10月増刊号)、ミュージック・マガジン、2009年10月1日.
ザ・ビートルズ・リマスターCDガイド』(レコード・コレクターズ1月増刊号)、ミュージック・マガジン、2010年1月1日.
ザ・ビートルズ全曲バイブル 公式録音全213曲完全ガイド』、日経BP社、2009年12月7日.
レコード・コレクターズ 2009年10月号』、ミュージック・マガジン、2009年10月1日.
レコード・コレクターズ 2009年11月号』、ミュージック・マガジン、2009年11月1日.
『ビートレッグ・マガジン 2009年12月号』、レインボウブリッジ、2009年12月1日.

自分としては、この機会に前から欲しいと思っていたものをあらかた揃えちゃったというか、なるべくモノを(これ以上)増やさないぞという観点(最近の私のモード)からは「あーあ、またやっちゃった」という感じ。「仕事」となると途端に、大義名分が付いて、物欲が「正当化」されちゃうんだよね。大型本が多いし、確実に本棚を圧迫するよね。この春、研究室の引越もあるというのに、困ったモノです。
それよりもまず原稿だ。
筆すさみというか気分転換につい更新してしまったが、本当はここに書きたいこと、書くべきことが他にもっといっぱいあるのにぃ! もぅ!